第11回「グリム童話賞」決定しました(1/19)

昨年4月より募集しておりました「第11回グリム童話賞」には全国より452編もの作品をご応募いただき、ありがとうございました。
この度、選考委員による審査が終了し、入賞作品並びに入賞者が下記の通り決定いたしました。

[一般の部]
大 賞
 該当作品なし
優秀賞
 「風バス」 伴 和久
 「ジョギングじいさん」 高見ゆかり
佳 作
 「お父さんのカタグルマ」 嘉瀬陽介
 「落ちていたかざぐるま」 水月 史
 「じいじの長ーい九十年」 菊池香歩里
 「おじいちゃんのお友だち」 森園順子

[中学生以下の部]
大 賞
 「SPEED」 SUZUKA
奨励賞
 「最後のはしり」 岡田知里
 「広い広い宇宙の道の物語。」 野村日向子
特別賞
 「ぼくの不思ぎな出来事」 粂川桃帆
 「アカーくん、うみへいく」 菅谷至恩
 「はずかしがりやのピコちゃん」 竹村日那
 「せいぎのみかた ゴーとリー」國府田一翔

入賞者の皆さまには、1月16日付で、贈呈式のご案内をお送りしました。
作品応募時に結果通知を希望された方へは、本日通知をしております。
選考委員から特別な評のない場合には、個人への作品の講評はいたしません。

第11回入賞作品集は、グリム絵画展の入賞作品と合同で、2月初旬発行予定です。
販売はグリムの館 売店のみで行います(書店販売はしません)。
作品集の詳細、郵送での販売方法については、改めてお知らせいたします。

[選考委員選評](要約、抜粋しています)
なじみぶかいテーマだけに、たとえば、動物のバスがきたり、亡くなった人とバスや車で出会ったりといった発想が多く、ユニークな発想や、これはという展開をみせてくれた作品がとぼしかった印象がある。
最終候補に残ってきた作品は、斬新な発想というよりも、たくみにまとめていたり、文章の切れ味がよいといった技術ポイントが高い作品ということであった。
本賞はテーマが決められての募集であるから、まずはパッと思いついたアイディアにとびつくまえに、その発想がだれにも思いつきそうなものであるか、とびきりオリジナルであるかと、もうすこし丁寧に検証したり、考えてみたりしてはいかがだろうか。
また、発送がユニークであっても、読み手を納得させるだけの書き方、破たんや矛盾のないことも大切なことで、きちんとしたルールを作って、お話の空間を成立させてほしい。

★入賞作品の取り扱いについて★
入賞した作品の著作権は主催者(財団法人グリムの里いしばし)に帰属します。
作品を商業誌、個人誌、ホームページ、ブログ等に掲載する場合には、事前に許可を得てください。

★入賞作品以外の取り扱いについて★
入賞作品以外の応募作については、著作権は応募者に帰属します。
応募原稿は、3年間保管したのち処分します(返却はしません)。
その間、主催者が管理する媒体に作品を掲載する場合、またその他の団体から利用の希望があった場合には、直接ご本人へ連絡します。

カテゴリー: 童話賞 パーマリンク