赤ずきん、白雪姫、ブレーメンの音楽隊…
現在私たちが「グリム童話」として親しんでいる童話は、今から200年前の1812年、「子どもと家庭の童話」としてドイツで出版されました。
この本は、兄のヤーコプ・グリムと、弟のヴィルヘルム・グリムという2人の兄弟が、ドイツに伝わる昔ばなしを身近な女性たちから聞き集め、1冊にまとめたものです。
今では「グリム童話」として、世界中の子どもたちに読み継がれています。
なぜ、グリム童話は200年もの長い間、読み継がれているのか。
ドイツの歴史や文学、そしてグリム童話をはじめとする児童文学に精通している4人のパネリストが、ディスカッション形式でその秘密に迫ります。
6月3日(日) 午後2時から
グリム童話初版発行200年記念
「グリム童話 200年の秘密」
入場無料
パネリスト紹介
西村佑子
ドイツ文学者。魔女研究の第一人者。「グリム童話の魔女たち」「魔女の薬草箱」など、ドイツ・魔女に関する著作多数。
1999年と2001年には、グリムの館において魔女に関する企画展も監修いただきました。
橋本孝
宇都宮大学名誉教授。ドイツ文学者。日本グリム協会会長。栃木日独協会会長。
著作に「グリム兄弟とその時代」など。
久保華誉
國學院大學大学院文学科日本文学(伝承文学)専攻博士課程後期修了、博士(文学)。
日欧民間説話の比較研究を通して異文化の受容と変容を研究テーマとし、口承文芸における児童文学や口演童話などの受容を研究している。
天沼春樹
作家、ドイツ文学者。日本文藝家協会会員。著作に「メルヘン標本箱」「飛行船ものがたり」など。
グリム童話の絵本翻訳作品も多数。
※一部告知では、「午後1時30分から」とお知らせしておりましたが、会場設営の都合により、「午後2時から」に変更となります。