昨年4月より募集を行いました「第24回グリム童話賞」(テーマは「窓(まど)」)について、慎重かつ厳正な審査を行った結果、下記の通り入賞作品並びに入賞者が決定しました。
[一般の部]
大 賞
「ショーウインドウがとけた夜」 菜花あさと(福岡県)
優秀賞
「あな空き葉っぱは一等賞」 宇都宮みどり(東京都)
「時計の涙」 田島春香(東京都)
下野上三川ロータリークラブ会長賞
「画家のゴンさん」 渡辺誠二(福岡県)
佳 作
「エンドウまめとネズミたち」 田中敬教(愛知県)
「森のお医者さん」 田向あろ(北海道)
「長左衛門の松」 小原雅子(東京都)
[中学生以下の部]
大 賞
「雨屋のペペ」 山中朝顔(栃木県)
下野上三川ロータリークラブ会長賞
「クリスマスの約束」 髙橋康成(岩手県)
奨励賞
「リサと小鳥」 世田谷真珠(東京都)
「エマと魔法の世界」 齊藤 麟(京都府)
「不幸だった狼」 中村仁子(京都府)
入賞者の皆さまには、1月15日付けで結果通知をお送りしております。
作品応募時に結果通知を希望された方へは、19日付けで発送いたしました。
選考委員から特別な評のない場合には、個別の作品講評はいたしません。
入賞作品は、2月9日(日)から開催します「第43回企画展」会場にて展示します。
入賞作品を掲載した「作品集」は企画展会場で販売するほか、電子書籍(PDFデータ)として販売いたします。
作品集の販売・購入については、こちらをご確認ください。
作品集には、入賞作品12編と、選考委員による講評を掲載する予定です。
[選考委員講評](要約・抜粋しています)
今回は「窓」をテーマに382編の応募がありました。全体としてテーマをどのように作品にするかと四苦八苦した様子がうかがえました。
一般の部大賞に選ばれた菜花あさとさん「ショーウインドウがとけた夜」は、子ぎつねが成長していく過程が流麗な文章で詩的に描かれ、まさに“メールヒェン”となっています。
中学生以下の部大賞を受賞した山中朝顔さん「雨屋のペペ」は、雨を降らせる仕事をつまらなく思っていたペペが仲間と協力し、ハッピーエンドで終わる楽しい話になっています。